平成29年度草の根・人間の安全保障無償資金協力・学校教室建設計画6案件の贈与契約書名式

平成30年2月22日


2018年2月22日、教育・芸術・文化省において、平成29年度草の根・人間の安全保障無償資金協力・以下の6案件(総額418,563米ドル、約4,600万円)の贈与契約署名式が、ハンセ=ヒマルワ教育・芸術・文化大臣臨席の下、坂本大使と被供与団体である公立学校の代表6名の間で実施されました。

【コマス州】
                カツツラ西地区オキカス小学校教室建設計画
                トビアス・ハインイェコ地区トビアス・ハインイェコ小学校教室建設計画
                ウィントフック・ルーラル地区フルートオウブ小学校教室建設計画
                サモラ・マシェル地区マルティ・アーティサーリ小学校教室建設計画

【西カバンゴ州】
               カパコ地区ナグ小中併設学校教室建設計画
               ムセセ地区ンタラ小中併設学校教室建設計画

ナミビアでは、生徒数の増加に教室数が追いつかず、午前・午後の2シフトで授業を行ったり、テントやトタン式の簡易教室で不足数を補っていますが、望ましい教育環境からはほど遠く、効果的な学習・教鞭に支障をきたしています。

今回の6案件中、コマス州の4校は、2シフトの解消に向け、西カバンゴ州の2校では、テントやトタン式の簡易教室を恒久的な教室に移すために、草の根・人間の安全保障無償資金協力を通じて3~4教室からなる新校舎の建設を支援するものです。

式典では、坂本大使と各校代表が贈与契約に署名し、その後、坂本大使とハンセ=ヒマルワ教育・文化芸術大臣が、6案件の協力を確認する目録に署名しました。大臣からは、「日本の支援はナミビアの子どもたちの教育に今後長期にわたり役立つものであり、とりわけ、今回供与を受ける6校はニーズが高く、大統領が強調する“誰一人取り残さない”に応えるものである」と、大きな謝辞が述べられました。


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