令和元年度草の根・人間の安全保障無償資金協力「給水所の修復による干ばつ緊急支援計画」署名式
令和元年11月25日


2019年11月25日、「給水所の修復による干ばつ緊急支援計画」署名式が、原田大使、アンカマ首相府副大臣、ナシャンディ同次官、ミシカ農業・水・森林省次官、パーセント・ナミビア赤十字社会長の出席の下、首相府にて実施されました。
ナミビアにおける2018/2019年の極端に少量の降雨は、深刻な干ばつを引き起こし、貯水量や作物の収穫量に大きな影響を与えました。この状況を受け、当国ガインコブ大統領は、2019年5月6日に干ばつによる国家緊急事態宣言を発令しました。また、当国政府は、国民の餓死防止及び農家における最低限の家畜維持のため、5億7,000万ナミビアドルの干ばつ対策計画を閣議決定しました。しかしながら、計画を実施するための資金が大幅に不足しており、水資源の確保、食糧確保、感染症予防等にさらなる追加資金を必要としています。
干ばつの影響を緩和することを目的とした本案件(供与額9,374,200円)は、クネネ州の16箇所の給水所の修復、給水用の備品の配布の他、「安全な水と衛生(WASH)」を目的とした研修を行うことで、480世帯の水へのアクセスの改善を図ります。
式典では、各関係省庁代表者以下ナミビア赤十字社から、日本国政府及び日本国民の支援に対する謝辞が述べられました。
-フォトレポート