日本・国際機関・ナミビアの三者協力プロジェクト開始式

令和3年3月29日
                                   

令和3年3月29日、日本の資金拠出による日本・国際機関・ナミビアの三者協力プロジェクトの開始式が首相府にて行われ、原田大使、クーゴンゲルワ=アマディーラ首相、パン国連常駐調整官及び関係する在ナミビア国際機関代表により以下の4プロジェクトが正式に開始されました。
 
1 「新型コロナウイルス、頻発する干ばつ、サバクトビバッタの影響を受けた脆弱世帯に対する食糧・栄養支援」(WFP)
2 「ナミビアにおける脆弱な子どもの栄養・学習・保健に対する新型コロナウイルス及びその他の緊急事態の影響の予防・緩和」(UNICEF)
3 「新型コロナウイルスの影響緩和に向けたリプロダクティブ・ヘルス及び母子保健サービスの改善」(WHO)
4 「「より良い復興(Build Back Better)」プログラムを通じた非常事態及び疾病関連ショックからの復興に向けたナミビアの食糧システム強化」(UNDP)
 
上記4プロジェクトは、日本政府、国際機関及び首相府の三者協力の下、日本政府が拠出した総額約2,400,000米ドルを用いて、新型コロナウイルスによる経済・社会的困窮や、ナミビアの一部地域で継続している干ばつによる被害を受けた人々の生活環境の向上に向けた支援を行うものです。
 
開始式において、原田大使は、豊富な知見と経験を有する国際機関との協力により、本プロジェクトが緊急事態にあるナミビアの人々の生活の向上に貢献するものと確信している旨述べました。
 
パン国連常駐調整官は、4プロジェクトは予防的措置であるのみならず、新型コロナウイルスにより最も深刻な被害を受けた人々の生活改善のための強靭性を高めるものであると述べ、日本及びナミビアの協力に謝意を示しました。
 
クーゴンゲルワ=アマディーラ首相からは、頻発する災害や困難な保健状況において本支援は時宜を得た、効果的なものであるとして日本に対する謝辞が述べられました。